大腸ポリープとは
大腸ポリープは消化管の内側に突出した突起物をいいます。
ポリープをひらたく言うなら「イボ」です。このイボである大腸ポリープは大腸がんと密接な関係があります。
ただし、すべてのポリープがガンになるわけではありません。
自覚症状がないため気づかない人が多いのですが、最近では検診や人間ドッグ、内視鏡検査の普及などにより
早期発見ができるようになりました。
大腸の壁は粘膜、粘膜下層、筋肉層に分かれていて、通常の「ポリープ」とは粘膜から発生します。
粘膜下層から発生するものあり、筋肉組織や血管、脂肪組織などに由来します。
大腸ポリープは腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープに分けられます。非腫瘍性ポリープはある程度の大きさで止まるようです。
腫瘍性ポリープは良性腫瘍と悪性腫瘍に分けられます。
腺腫性ポリープは癌になる可能性があるためポリープ切除の対象となります。
一般的な腺腫性大腸ポリープは数年かけて徐々に大きくなり癌となるものが多いようです。
また、ポリープでくても他の平坦な形や陥凹した形の腫瘍の中にはがんになるスピードが速いと考えられるものがあります。
大腸ポリープのタイプ
◆腫瘍性ポリープ
腺腫は大腸ポリープで最も多いタイプです。
【腺管腺腫】
腺管の形態を保ったポリープで、腺腫性ポリープの80%がこのタイプが占めます。
がん化の可能性は比較的低いものです。
【絨毛腺腫】
絨毛の形態を保ったポリープで、腺腫性ポリープのなかで最もがん化しやすいタイプです。
【腺管絨毛腺腫】
腺管腺腫と絨毛腺腫が混合したもので、発生頻度は低く絨毛腺腫の次にがん化しやすいタイプです。
◆非腫瘍性ポリープ
【過形成性(化生性)ポリープ】
通常は5mm以下のもので色は白っぽい小隆起で、S状結腸から直腸にかけて多発してみられます。
孤発性の過形成性(化生性)ポリープは悪性化(ガン化)することはないといわれています。
腸管ポリープの多数存在する状態の腸管ポリポージスは、癌の危険性のものもあります。
【若年性ポリープ 】
幼児、小児の直腸にできやすいポリープ。下血を伴う場合が多く下血を伴います。
【炎症性ポリープ】
潰瘍性大腸炎などの後に粘膜の炎症が治癒し、傷跡のような形で残ったポリープです。
炎症性ポリープ自体はがん化の可能性はほとんどないと考えられています。
以上、代表的な大腸ポリープの種類を挙げましたが、良性だからといって、将来癌化しないとは
限りません。
早期大腸癌や大腸ポリープが、一度切除しても数年後に再発する確率が高いこともわかっていますので、
専門医と相談のうえ、適切な診療を受けるのがいいと思います。
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